モーションセンサの姿勢推定
モーションセンサ(以後,MS)は3次元の姿勢推定を行い,オフラインでは単位クォータニオンをCSVファイルに出力し,オイラー角にも変換できます.オンラインで図1のようなアプリで3D表示したり,クォータニオンを出力することもできます(独自アプリケーション開発には、別途、SDKが必要となります).
ここで述べる「3次元の姿勢(角度)」とは,剛体(変形しない形のある物体)にXYZの直交する座標系を定義して,その座標軸の各方向を示しています.
3次元の姿勢表現の基本は回転行列で,その他に単位クォータニオン,オイラー角などがあります.詳細については「モーションセンサを使用した角度の算出方法 その1」「モーションセンサを使用した角度の算出方法 その2」をご参照ください.
図1:姿勢角度表示アプリ
姿勢推定の概要
単位クォータニオンはMSに含まれるジャイロセンサによって計測される角速度を積分することで計算できます.計算式は「クォータニオンと角速度」をご参照ください.
なお,引用したページで述べているオイラーパラメータは,このページで述べている単位クォータニオンに相当しますが,このオイラーパラメータとは,大きさを1に正規化したクォータニオンを指しています(「クォータニオン3:ロドリゲスの式からクォータニオンへ」をご参照ください.なお,ページごとにクォータニオン関連の表現方法が,統一的ではないことお詫びいたします.順次,訂正いたします).






