BPAT Force Pro とは?


フォースプレートは、身体が地面を押す力(地面反力)、その力の圧力中心(COP:地面反力は面的に分布しますが、圧力中心はその「力の重心」に相当)などを計測します(「フォースプレートによる力計測」をご参照ください)。

フォースプレートを最大2台使用し、様々なパフォーマンス評価に特化したアプリケーションを開発しました。ジャンプ計測、スクワット計測などにおいて、床反力の時間変化を詳細に把握することができ、パフォーマンス評価を可能としました。スポーツ選手のプロファイリングから、シーズン中のコンディショニング・モニタリング、リハビリテーションの進捗状況確認など、様々な用途で有用なシステムです。



プリセットされた測定メニュー


BPAT Force Pro の メニュー一覧

現場で使用されることの多い様々な測定メニューを標準搭載しています。

<プリセットされている測定メニューの一覧>
- Squat Assessment
- PushUp Assessment
- Tapping Assessment

- Quiet Standing TEST (COP, sway test)
- Sit and Stand TEST
- Dynamic Balance TEST (Land Stability TEST)

- Counter Movement Jump (CMU)
- Counter Movement Rebound Jump (CMRJ)
- Drop Jump (DJ)
- Squat Jump (SJ)
- Rebound Jump (RJ)
- PushUp Jump
- Hop and Return TEST

- Isometric TEST
- Isometric Squat TEST
- Isometric Mid Thigh Pull (IMTP)
- Athlete Shoulder TEST (ASH)


メトリックス(評価値)の算出(測定メニューに連動した詳細解析)


フォームサラウンド

フォースプレート使用時、段差を意識させない環境づくりや、怪我を防止するために使用するフォームサラウンド。
USBケーブルを通すための開口部も設けられており、フォースプレートを活用するために有用です。
ブロック形式で組み立て可能。使用しない時の片付けも容易です。


パズル形状


フォームサラウンドはまるでジグソーパズルのような形状になっています。組み立て、片付け時の分割が用意に行える形状です。
ドロップジャンプ等を行う際にも、不要部分を簡単に取り除いて計測環境を準備することが容易です。



フォースプレートは1枚でも2枚でも



パーツを取り除くことで、フォースプレート1枚での使用にも対応できる設計になっています。


負荷管理とトレーニング計画を誰でも手軽に始められるBPAT Cloud
sRPEベースのACWR(Acute Chronic Workout Ratio)や体重/体組成のチーム管理は、無料で始められるBPAT Cloud



スポーツチームのパフォーマンス維持/向上のためには、選手や監督/コーチだけではなく、トレーナー、管理栄養士など、様々なスタッフが携わります。負荷管理(ロードマネージメント)を適切に行いながら、トレーニング計画を組み立て、チームのパフォーマンスを維持/向上させていかなればいけません。異なる職種のメンバー間で、負荷管理の情報共有、計測されたデータと評価の共有、これらはいずれも簡単ではありませんでした。

BPAT Cloudは、BPAT シリーズで計測されたデータや、手動入力されたデータなどを用いて、負荷管理を行いながら科学的なトレーニング計画の作成行っていただけるように構築したスポーツセンシング社の自社開発クラウドサービスです。


【NEW!!】トレーニング計画




BPAT Cloud では、トレーニング計画専用の画面をご用意。負荷の推移を可視化し、sRPEベースのAWRや、BPAT HeartRate で取得した心拍数から算出したeTRIMPなどと連動して表示することが可能です。
あらかじめ意図したトレーニング、練習となっていたかどうか。ピリオダイゼーションを考える上で、週を見通すことができるトレーニング計画と履歴は、非常に重要です。BPAT Cloudでは、シーズン開始設定をされた日付を第1週としたトレーニング計画/履歴管理のDX機能をお使いいただけます。


無料でも始められる負荷管理(ロードマネージメント)


多くの方々に、シーズンを通じて測定や記録を行っていくことの重要性を感じていただくために、セッションRPE(sRPE)をベースとしたACWR(Acute Chronic Workout Ratio)や、体重/体組成の記録などは無料で始めていただくことが出来ます。これらの無料部分については、登録できるメンバーも無制限です。

<無料で管理できる項目>
・チームメンバー管理(タグ管理を含む)
セッションRPE
・ACWR(Acute Chronic Workout Ratio)※自動算出
・フィットネス - 疲労曲線
・体重/体脂肪率(または、徐脂肪体重)
・トレーニング参加状況
・外傷または障害の発生



パフォーマンス評価/測定のデータを一元管理



有料プランでは、BPATシリーズの各アプリケーションで計測された様々なデータをアップロードすることができるようになります。現在、4種類のアプリケーション(BPAT HeartRate, BPAT Jump, BPAT Speed, BPAT Scale)が、クラウドへのアップロードに対応しています。今後の、BPAT ForceやBPAT Postureなどもクラウドに対応し、BPATシリーズの全ての計測データを、より進んだ形で一元管理できるようになります。

BPAT Cloudにアップロードされたデータから、評価値を演算して算出することも出来ます。例えば、BPAT HeartRateで計測された詳細な心拍数の変動データから、TRIMP値を算出してコンディショニングの管理に用いることが出来ます。

※ BPAT Cloudを使用せず、各BPATアプリケーションの内部のみでデータ管理を行っていただくことももちろん可能です。各BPATアプリケーション内でのデータ管理をご希望の方は、チームのユーザー作成を行っていただくために、Freeプランをご使用ください。


チームメンバー管理


BPAT Cloud - プレーヤー管理

BPAT Cloud - プレーヤー管理


BPATシリーズのアプリケーションは、あらかじめ設定されたチームメンバーの情報を読み込むことで、多人数の計測をスムーズに行える設計となっています。
このチームメンバーの管理は、BPAT Cloudで行うことができます。

タグ管理機能
チームのメンバーに対して、タグをつけてグルーピングを管理することができます。移籍/進級などに応じて年度ごとのタグを準備したり、ポジションごとにタグを用意したり。使い方は自由自裁。チーム事情に合わせてデータを確認しやすくすることが可能です。


測定データの比較で新たな知見を


チームメンバーのデータを一括表示できるVIEWでは、2種類のデータを比較するモードも搭載しました。

タグによるチーム内のグループのよる差異、同一選手のシーズンによる差異、ポジションごとの差異など、分析の初手は計測データ間の比較から行われることが多いです。スポーツセンシング社では、これまで様々な計測を行い、そのデータを活用したフィードバックをしてきた経験から、BPAT Cloudでデータ比較機能を実装しました。
異なる職種の専門家が混在するチーム運営において、計測結果の比較が、チーム内でのコミュニケーションを活性化すると共に、選手へのフィードバックにおいても有益な情報を提供できるようになると考えています。


測定結果比較


価格


プランFreeTeam STeam MTeam LEnterprise
サブスクリプション年間\0\29,700\69,300\99,000応相談
月間
(1人あたり)
\0\2,970\6,930\9,900応相談
(\0/人)(\148.5/人~)(\138.6/人~)(\99/人~)
ユーザーアカウントチーム数1チーム(※1)無制限
人数選手/スタッフ登録20人20人50人100人応相談
基本データ登録(※2&3)20人20人50人100人応相談
拡張データ登録0人20人50人100人応相談
データストレージ容量基本容量1GB5GB5GB10GB応相談
容量追加
< 基本(無償機能) >
手動入力トレーニング計画
負荷管理(RPE)
体重/体組成
外傷/障害発生
出席率
睡眠(開発中)
BPATアプリ連携BPAT Scale
< 拡張(有償機能) >
BPATアプリ連携BPAT Heartrate-
BPAT Jump-
BPAT Speed-
BPAT Reflex-
BPAT Note-
BPAT Posture(近日対応)-
BPAT Force-
BPAT Force Pro(開発中)-
BPAT Nutrition(開発中)-
その他CSVエクスポート-
トレーニング計画シェア-
拡張データ分析-
GPSデータ連携-〇(開発中)

※1   登録された選手へタグ付け(ラベル)することで、チーム内のグルーピングは無制限に可能です(ポジション毎、A/Bチーム等)
※2   人数は、マネージャー/スタッフ/プレーヤーの全てを含めた人数です(※アカウントオーナーは除く)
※3 既に登録してあるユーザーをデータ保存可能メンバーから外し、新たなユーザーにライセンスを割り当てることは可能です。
※4 データストレージが上限に達すると、データアップロードが出来なくなります。ストレージの追加は、990円/5GBで可能です。
※5 BPATアプリとの連携を行うには、各アプリのアプリケーションライセンス契約(クラウドライセンス)が別途必要になります。


お問い合わせ/ご購入


・【NEW!!】マットスイッチセンサー x 2 の計測に対応しました。
・BPAT Cloud と連携することで、他のBPATシリーズのデータと共に、クラウドで一元管理が出来るようになりました。


BPAT Jump リバウンドジャンプ測定結果画面

測定画面(iPadアプリ)


左右独立で検出可能なマット型スイッチを用いた、ジャンプ・ステッピング動作によるスピード・アジリティ・クイックネスを評価するパフォーマンス計測ツールです。
RJ(リバウンド・ジャンプ)やCMJ(カウンター・ムーブメント・ジャンプ)、垂直飛び、ステッピング(タッピング)など、アスリートの身体能力評価に重要な測定を、低コストかつ簡単に行えるようになりました。
操作はすべてiPadアプリで行うため、現場では使いづらいPCも不要で、持ち運びも簡単です。


簡単セットアップとタブレットからの簡単操作



測定開始には、専用ハードウェアの2本のケーブルを接続し、コントローラーの電源を入れてiPadアプリを起動するだけの簡単なセットアップだけです。
専用ハードウェアのコントローラーやジャンクションボックスも4㎝角のコンパクト設計なので、設置の場所を取りません。

いつも使う場所だけじゃなく、持ち運びも簡単に行えます。
遠征や合宿などでも、継続的な測定を行い、コンディショニング管理に役立てることができます。


BPAT Jump メニュー画面

メニュー画面


操作は全てタブレットで完結します。
メニュー選択、測定の開始/停止。
ユーザー管理もタブレットのみで行うことができます。


新設計の専用マットスイッチ


BPAT Jump - シングルジャンプ計測

1枚に見えるマットスイッチは、左右を独立に計測できる独自の2ch仕様。
2つのセンサーを内蔵したBPAT Jump専用のマットスイッチを新規に開発しました。
これにより、ジャンプ計測だけではなく、ステッピング計測、片脚ごとの計測など、様々な用途への応用が簡単に行えるようになります。


メニュー


測定したい内容に応じて、豊富に用意された標準的なメニューから選択して測定が可能です。
(今後もアップデートにより追加予定)


連続リバウンドジャンプ(両脚、片脚)

垂直跳び/ドロップジャンプ


反応速度テスト


短い接地時間の連続ジャンプを行うことにより,地面との高反発特性(走高跳びや,短距離走などで必要とされる全身の高い弾性特性)を判定するRJ指数を算出します.国立スポーツ科学センターなどでエリートアスリートのデータが蓄積されていますので,比較することができます.また、近年ではコンディショニング評価に使用されることも増えています。

接地時間と滞空時間から算出された跳躍高から,RJ指数を計算します.

垂直跳びは、RJ指数と同様な計算方法で,滞空時間から跳躍高を計算しますので,跳躍能力を反映しますが,一般に普及している垂直跳びと若干,結果が異なりますので,ご注意ください.
参考:「力積と滞空時間を用いた跳躍高算出における差異の要因―姿勢の違いに着目して―

ドロップジャンプは連続リバウンドジャンプと似ていますが,少し高い位置から飛び降りて,反動を利用してできるだけ高く跳び上がります.連続リバウンドジャンプよりも負荷の高い単発の動作によって,高反発特性(走高跳びや,短距離走などで必要とされる全身の高い弾性特性)を判定することができます


計測ユニットのディスプレイに表示(+音)が出てから、ジャンプできるまでの時間を計測することで、全身の反応速度時間を得ます。


カウンタームーブメントジャンプ


片脚バランス


ステッピング(タッピング)


カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)は、沈み込み動作を伴うジャンプ動作です。BPAT Jump では CMJの測定(ジャンプ高)を行うことが出来ます。CMJ測定のオプションとして、「腕振りあり」「腕振りなし」をご用意。2つのジャンプ高の違いは、選手の特性把握に有用です。

その他、CMJとのさらなる比較を行えるよう、スクワットジャンプ(SJ)も独立した測定項目としてご用意しています。


立った姿勢(立位)で片脚立ちになり、バランスを保てる時間を計測します。反対側の脚が床面についてしまった、または、軸足側がジャンプしてしまった、の2つの条件をORで計測することができます。


一定時間内に行える最大ステッピング数の計測で,アジリティ(敏捷性:agility)などの指標となります.

SS社独自設計のマットスイッチでは、ステッピング(タッピング)が左右独立に計測されます。
左右の接地/離地時間をそれぞれ計測できることで、左右差などの特徴量を算出することも可能となります。

スポーツだけではなく、リハビリテーション、ヘルスケアの用途でも有用です。