フォースプレートで計測できること

フォースプレートが計測しているものは,直接的には(多くの場合4カ所に配置された)力覚センサが計測する,3方向の力です.その力の総和を床反力(地面反力)と呼びます.
ここから,フォースプレート全体に作用する力のモーメント,さらに,この床反力と力のモーメントから,圧力中心COP:床反力に作用する力分布の重心に相当します)と,フリーモーメントと呼ばれる,フォースプレートの表面に作用する法線方向のモーメントを算出することができます.フリーモーメントは,たとえば,足の裏でフォースプレートを動かすと摩擦が作用するため,その摩擦が作るモーメントです.

フォースプレートでわかること

フォースプレートで,床反力,力のモーメント,COP,フリーモーメントが計測できると述べましたが,これらの物理量から,どのようなことがわかるのか次に考えていきます.


オイラー角による物体の姿勢表現


物体の3次元における姿勢は,3つの直交する単位ベクトル(大きさが1のベクトル)で表現します.
これらは,直交座標系の軸上に配置された,単位ベクトルとも言えます.
この単位ベクトルをeX, eY, eZとすると,この単位ベクトルを並べたもの(基底)が回転行列Rとなります.つまり,姿勢は回転行列で表現します.これが基本となります.



回転行列というと



のような三角関数で表した行列を連想する方も多いと思います.回転行列は数学的には直交行列の性質を満たし,上記のX軸回りの回転行列も,大きさが1で直交する単位ベクトルを並べたものとなっています.

このように,3つの直交する単位ベクトルを構築して,それらを並べれば回転行列となります.したがって回転行列を計算するために,必ずしも角度を計算する必要はありません.

オイラー角による姿勢表現


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