岡山県立吉備中学校の皆さんが、修学旅行の一環で、当社へ企業見学に来られました。

代表取締役より会社設立について

当社代表取締役より、当社の設立から今までについて、お話させていただきました。
ベンチャー企業を立ち上げること、スポーツ界という特殊な業界でビジネスをしていくことに関して、さまざまお話させていただきました。

スポーツに関するお仕事の話

これからの進路を考えるきっかけにということで、当社COOの小松より、スポーツに関する仕事の話をさせていただきました。
普段は選手やコーチ・監督にばかり目が行きますが、それを支える様々な職種の人たちがいるという話に、皆さん真剣に耳を傾けてくれていました。

体力測定体験

当社の製品(BPATシリーズ)を使って、実際に体力測定を体験してもらいました。
単に測るだけでなく、条件を変えて測定してみて、結果が変わることを確認し、なぜそのようなことが起こるのかというスポーツ科学に基づいたお話もさせていただきました。

当社としては、企業見学の受け入れは初めてでしたので、大変参考になりました。
吉備中学校の皆さん、ありがとうございました。


Quuppa 屋内位置計測システム

Quuppa 屋内位置計測システム


Bluetooth無線のAoA(Angle Of Arrival)技術を用い、専用のタグとアンテナを用いて高精度の屋内位置情報計測を実現するQuuppa社のリアルタイム位置情報システム。
軽量なタグと専用アンテナから構成され、複数のアンテナを用いることで3次元トラッキングを、cm精度で実現。

スポーツセンシング社では、運動強度管理、スプリント速度/回数等、屋内競技におけるパフォーマンス評価をハイレベルに実現するニーズに応えていきます。
※株式会社スポーツセンシングは、Quuppa社ソシューションの正規販売代理店です。


屋内でも位置情報を活用したパフォーマンスの可視化を



同時に計測された複数選手の情報を一元管理。
それぞれの選手の動き、選手間の連携など、フィールドで行われるプレーやトレーニングの質を測定/解析できるようになります。


Quuppa ローカルポジショニングシステムの構成要素


Quuppaタグ


ロケーションアンテナ


Quuppa Positioning Engine


位置情報算出のために必要な情報をアンテナへ送信する、重さ10gの軽量タグ。


AoA機能での位置推定を実現する専用アンテナ。計測したい範囲をカバーするように配置することで、複数台タグからの受信を実現。
専用タグからのデータ受信だけではなく、Bluetoothデバイスからの信号も受信可能とするゲートウェイ機能も


受信したセンサーデータからの位置情報算出だけではなく、アンテナ配置のシミュレーション等も行える統合ソフトウェア





Quuppa スポーツ事例



3~7日間の運動負荷を、直近1ヵ月の負荷の平均より算出、数値化。
数値が急激に高くなると、ケガのリスクが上昇し、低いと十分な負荷が得られていない可能性があり、指標をみながらトレーニングの立案が可能です。


BPAT Cloud を介したデータ連携(開発中)


xG-1で計測された位置情報、および、移動速度等の各種パフォーマンス計測データは、BPAT Cloud へ取り込むことが出来るようになります。(鋭意開発中
BPATシリーズで得られる各種体力測定データ、無料で始められるコンディショニングの記録と連動し、チーム全体/個人のパフォーマン分析をより一層進めた形で行うことが出来るようになります。

また、トレーニング計画/実績も測定されたデータから行うことが出来るようになり、短期~長期まで、これまでよりも効果的なトレーニングの組み立てを行っていただけるようになります。



仕様


センシングデバイス


サイズ88mm x 44mm x 19mm
重量約64g
GNSSGPS/Galileo/QZSS/Baidou/GLONASS : 10Hz(最大)
測位方式RTK-GNSSベース(独自補正アルゴリズム)
加速度100Hz(最大)
角速度100Hz(最大)
地磁気50Hz(最大)
連続稼働時間通常モード:5時間 / リアルタイムモード:3時間
防塵/防水性能IP56
無線通信2.4GHz帯
充電時間約2時間
その他電波法に基づく工事設計認証取得

ステーション


サイズ391mm x 307mm x 173mm
重量約3.5kg
収容デバイス数最大16台

心拍センサ―+iPadで複数人の心拍数をリアルタイムに表示&記録する「BPAT HeartRate(ビーパット・ハートレート)」


BPAT HeartRate

BPAT HeartRate(ビーパット・ハートレート)では、複数の選手の心拍数の変動をリアルタイムにiPadで確認できます。
必要なのは心拍センサ―とiPadだけというお手軽なソリューション。
最大心拍数に対する心拍ゾーンごとに選手の表示の色が変わるので、現在の負荷の状況が一目でわかります。
モニタリングしている心拍数は記録もできるので、後から分析に用いることも可能です。
練習中や試合中の心拍数を確認することで、ロードマネジメント(負荷管理)が可能となり、ケガの予防や効果的なトレーニング計画の策定などに活用できます。
リアルタイムのモニタリングでは、複数選手を一覧で見ることも、個人別に変動の詳細を見ることも可能です。


複数人を同時にリアルタイム・モニタリング


BPAT HeartRate - グループ表示画面

BPAT HeartRate - グループ表示画面


複数人から無線で飛んでくる心拍データは、BPAT HeartRateであらかじめ設定された振り分けに沿って、自動的に集約されます。
最大心拍数を設定しておくことにより、ゾーン表示がカラフルに、かつ、リアルタイムに行われます。
心肺の負荷状況を確認することで、選手本人にとっても、指導者/トレーナーにとっても、安全で安心な環境下でトレーニングやゲームを行うことが可能となります。

屋内競技では、大画面へiPadアプリケーションの出力し、選手もコーチもリアルタイムに見ながらトレーニングを行われているケースが非常に増えています!
(大画面への出力には、HDMIケーブルを接続できるアダプター、または、Apple TV にて簡単にミラーリング出力を行うことができます)


Polar社センサーを持っていれば、すぐに始められます。モニタリングだけであれば無料!!


BPAT HeartRateは、Polar社製の心拍数センサー「Verity Sense」「H10」に対応しています。
体育館サイズのフィールドで、選手全員を問題なく計測し、データ受信できる無線の距離性能は、他には類を見ない有用性をもった心拍センサーです。

標準のベルトは伸縮性があり、強力なLEDで収集される信号は、上腕や下腿でも脈拍数の計測が可能です。
様々な競技での実績もあり、安心して使用することができるセンサーです。


<複数人同時モニタリングだけであれば無料で始められます>
上記のセンサーをお持ちの場合、複数人同時モニタリングは無料で始めることができます。
14日間分のデータは、アプリケーション内に保存されます。
(永続的なデータ保存、クラウドへのアップロードは、アプリケーションライセンスが必要となります)



区間分析機能(区間分け)


スポーツの映像分析において、"タギング"の重要性を理解しているスポーツセンシングでは、心拍計測データの区間分けが重要であると考えます。
例えば、あるトレーニング内容だけの結果を確認したいことがあるかもしれません。
また、そのトレーニングメニューをシーズンの前半と後半で比較したくなることがるかもしれません。

そこで、BPAT HeartRateでは、リアルタイムモニタリング中に、区間分けのイベントマーカーを記録することができるようになっています。
もちろん測定後、保存されたデータに対して、区間分けを設定することもできます。


主な機能と特徴


チームスポーツでリアルタイムで可視化

個別データ詳細表示

区間分割機能


あらゆる競技において、トレーニング中でも、ゲーム(試合)中でも、有酸素能力の状態や緊張等のメンタル状態を把握できることはとても需要です。
心拍数をモニタリングし続けることで見えてくる、新たな知見獲得を支援します。

・ウォーミングアップは十分に行えているか?
・想定している強度でトレーニングできているのか?
・休憩時に心拍数は回復しているか?


一括モニタリング表示画面において、個々の選手の領域をクリックすれば、測定時間中全体の変動を見ることが可能です。
表示はゾーンニングされており、トレーニングや試合を、どのような強度でこなしたか。
すぐに把握することが可能です。


計測された時間(セッション)内を、区間に分割することができます。

例えば、ウォーミングアップ、基礎トレーニング、戦術練習など、トレーニング内容ごとに区間を分けたり。
実際に試合を想定した練習の場合、試合と同様の強度でトレーニングを行えているかどうか。

様々な観点で、区間分割しか結果を確認することは有用です。


グループメンバー管理

主観評価の入力機能とACWR


データエクスポート機能


アプリケーションに登録されたメンバーは、タグを用いて、グループに分けた管理することが可能です。

・AチームとBチーム、
・フォワードとディフェンス
・ケガ(リハビリ中)

一覧で確認したいグループを複数作成して、効率的なチーム管理を行っていくことができます。


各個人の各測定データ(セッションデータ)に対して、RPE(Rate of Perceived Exertions、主観的運動強度)を入力することができます。
区間分割機能とRPE値を併せれば、sRPE(セッションRPE)を算出することができます。

負荷を管理し、コントロールしながらシーズンのトレーニングを調整していくことは重要です。
BPAT HeartRateは、負荷の管理が容易になるよう、設計を行いました。

CLOUDライセンスの場合、ACWR(Acute Chronic Workload Ratio)を算出し、負荷管理を行うことができます。


CLOUDライセンスの場合、測定されたデータをCSV形式でエクスポートすることができるようになります。
計測されたデータを独自手法で分析したい場合などに有用です。


対応センサー



ギャラリー


トップ画面


複数人モニタリング ~ 16Player表示


セッション / タグ入力 / コメント


区間の個人詳細


複数人モニタリング ~ 詳細表示


カレンダー / 履歴管理 / タグフィルタリング


複数人モニタリング ~ 大画面用シンプル表示


複数人モニタリング ~ 大画面用シンプル表示(4人)


複数人モニタリング ~ 大画面用シンプル表示(8人)


区間のチーム集計


お客様各位

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
弊社は、下記の通り冬季休業となりますので、ご連絡申し上げます。


              記
夏季休業期間  令和5年12月30日から令和6年1月3日まで

                          以上

お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。



概要


前章まではヤコビ行列の数学的背景を中心に述べた.身体運動におけるヤコビ行列は,手先速度と関節速度間の関係を記述することで,速度レベルでの運動の(座標)変換を担う.これは冗長自由度を論じるベルンシュタイン問題にも関係する.一方,ヤコビ行列は速度のみならず力の伝達や変換の役割も担うことができ,実はベルンシュタイン問題は議論を運動学から力学に転換すれば解消する.これらの議論は,次章以降で述べるの手先力と関節に作用するトルク間の静力学関係へ発展し,議論されるが,本章では数理的な議論の展開を中心に述べるにとどまる.しかし,身体運動にとって地味に重要な内容が散りばめられているので,注意深く読んでいただけたらと思う.

目次

  • はじめに
  • 身体構造とヤコビ行列
    • 2リンク平面モデル
    • 逆行列と特異点(特異姿勢)
    • 2リンクモデルのヤコビ行列の逆行列と行列式
    • 3リンク平面モデル
    • 冗長性と逆運動学
  • おわりに
  • 補足
    • 補足1:特異性
    • 補足2:行列式
  • 参考文献

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動かして学ぶバイオメカニクス #28 〜ヤコビ行列#2