スポーツコミュニケーションインカム SPOCOMM(スポコム)PicoCELA株式会社の無線LANソリューションに対応。より広範囲な会場に対応し、セットアップもより簡単に。



PicoCELAのエッジコンピュータ「PCWL-0400」「PCWL-0410」「PicoHUB station」を用いることで、LANケーブルいらずで無線LANエリアを広域化し、別途のアプリケーションサーバも不要に。企業グレードの無線LANアクセスポイントを用いた新しいスポーツコミュニケーションを簡単に実現可能。


株式会社しくみデザイン(本社:福岡県福岡市、 代表 中村俊介(芸術工学博士))と株式会社スポーツセンシング(本社:福岡県福岡市、 代表取締役:澤田泰輔、以下スポーツセンシング)と共同開発するスポーツコミュニケーションインカム「SPOCOMM」(スポコム)は、スモールセル向け無線バックホール[*1]技術のパイオニアであるPicoCELA(ピコセラ)株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:古川浩、以下PicoCELA)と業務提携し、PicoCELAの配線不要のエッジコンピュータ[*2]「PCWL-0400」「PCWL-0410」(2019年3月発売予定)ならびに「PicoHUB station」を用いたオールインワンパッケージを開発しました。

PicoCELAのエッジコンピュータを用いてSPOCOMMを導入することで、企業グレードの無線LANアクセスポイントをLANケーブルを敷設することなく広範囲に実現でき、別途サーバーを準備する必要もなくなりました。SPOCOMMとPicoCELAのエッジコンピュータを組み合わせることで、陸上競技場やサッカースタジアム、大規模体育館などにおけるSPOCOMMの導入がより容易となり、導入やメンテナンスコストも削減されます。SPCCOMMを企画・販売するスポーツセンシングはこのオールインワンパッケージのレンタルを近日中に開始します。




『SPOCOMM』とは


SPOCOMMは、これまでのトランシーバー型インカムの不便な点を解消し、必要な機能を追加した全く新しいタイプの「スポーツコミュニケーションインカム」です。サーバーとシステム付属のスマートフォンで動作し、下記のような特徴を持ちます。

詳細は公式サイトをご覧ください。

開発の背景や経緯などは発表時のプレスリリースをご覧ください。

SPOCOMMの特徴 その1:リアルタイムでの全員への音声配信



一斉配信なのに会話の被りを気にせずに話ができます。さらに受けた音声を何度も確認できるので、聞き逃しや聞き取りミスの防止になります。


SPOCOMMの特徴 その2:図や写真などによる指示



テンプレートに手書きでささっと指示を書いて送信すれば、言葉ではなかなか伝えられないことも一瞬で伝わります。もちろん写真も撮れるので、情報共有の手段も広がります。


SPOCOMMの特徴 その3:あらゆるデータを連携・蓄積



大会全体を把握できる「タイマー・スコアボード連携」や、選手のコンディションを把握できる「センサー連携」といった機能を開発中です。蓄積されたデータは振り返りや解析に活用できます。


株式会社しくみデザインについて

「みんなを笑顔にするしくみをデザインする」という企業理念の下、 2005年に、 現代表中村俊介が設立。 ユーザー参加型コンテンツのパイオニアとして、 1,000件以上の実績数を誇る。 米インテル社主催の世界的コンテストでのグランプリなど、 国内外での受賞多数。 2017年7月に世界中の子どもたちがクリエイティブになる方法と環境を研究・実践する「クリエイティブ教育ラボ(EduCreative Lab)」を立ち上げるなど、 子供向けのクリエイティブ教育にも力を入れている。

PicoCELA株式会社について

PicoCELAは2008年の創業以来、世界最高の無線バックホール技術の開発と実用化を目指してきました。技術の根幹は動的ツリー経路制御方式ならびに電波干渉を抑制する無線フレーム転送技術を核とする独自プロトコルスイーツによって実現されており、全世界で20件以上の登録済み特許により保護されています。10段以上の多段無線中継環境でも低遅延、ブロードバンド伝送を安定して提供します。日本国内で100サイト、3,000台以上の運用実績を有しており、年間延べ利用者数は100万人に達します。多くの導入箇所で7割以上のLANケーブル削減に成功し、IoT普及を促進させる技術の一つとして注目されています。

※注釈

[*1] バックホール:無線基地局やアクセスポイントをインターネット回線へ接続するためのネットワークのこと。PCWL-0400ではPicoCELAの開発した広帯域、低遅延、動的環境下での高い安定性を実現した無線多段中継によるバックホール技術が取り入れられています。

[*2] エッジコンピュータ:端末とネットワーク的に近い場所に設置するサーバーなどが動作するコンピュータのこと。


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